目次
1 副読本 2 その他 1 副読本
私が勉強に利用した副読本を紹介します。(当時の資料が散逸してしまっています。少しずつ強化しますので、時々覗いて見てください。)
私が手に取った労働安全関係(危機管理も含む)の書籍について、書名(お勧め度を、赤>青>黒の順で表示しています。)、著者名(または発行人)、発行所(または出版社)、発行日、定価、(管理人の勝手な)簡単な書評の順に列記します。
1)書 名: 安全管理の現場力(スタッフへのアドバイス)
著者名: 樋口勲
発行所: 中央労働災害防止協会
発行日: 平成16年7月33日
定 価: 900円+税
書評?:
中災防新書の中の一押し。知識もちりばめられているため試験に役に立つのはもちろん、実際の安全活動にも役に立つと思われます。(Amazonで買えます。)
2)書 名: 「信じられないミス」はなぜ起こる(ヒューマン・ファクターの分析)
著者名: 黒田勲
発行所: 中央労働災害防止協会
発行日: 平成13年6月30日
定 価: 900円+税
書評?:
副読本としては結構お勧め。受験にいくらかは役に立つでしょう。(Amazonで買えます。)
3)書 名: 技術発展と事故(21世紀の「安全」を探る)
著者名: 駒宮功額
発行所: 中央労働災害防止協会
発行日: 平成13年10月15日
定 価: 900円+税
書評?:
副読本としてはどうでしょう。(あまりお勧めしません。)受験には直接役に立つとは言えないと思います。(Amazonで買えます。)
4)書 名: 安全風土の探求
著者名: ㈱原子力安全システム研究所 社会システム研究所
発行所: ㈱プレジデント社
発行日: 2003年3月31日
定 価: 1000円+税
書評?:
1章、2章は参考になりますが、受験に直接役に立つとは言えないと思います。
(Amazonでは買えません。)
5)書 名: これからはじめる職場のリスクアセスメント(災害予防の新手法)
著者名: 増本清・増本直樹
発行所: 労働調査会
発行日: 平成15年6月30日
定 価: 1000円+税
書評?:
リスクアセスメントという言葉を始めて聞く人には特に役に立ちます。口述試験に向けて読まれたほうがいいと思われます。(Amazonで買えます。)
6)書 名: 安全学
著者名: 村上陽一郎
発行所: 青土社
発行日: 1998年12月1日
定 価: 1800円+税
書評?:
ちょっと毛色の変わった本。副読本としては面白いと思われます。受験にはいくらか役に立つでしょう。(Amazonで買えます。)
7)書 名: 事故は語る
発行人: 藤堂安人
発行所: 日経BP社
発行日: 2003年5月6日
定 価: 2400円+税
書評?:
各種の事故の原因などが書かれた本。副読本としては面白いと思います。ただし、労働安全の範囲外の事故が多いので、全体としては、受験に直接役に立つとは言えないと思います。逆に言うと労働安全に関するところは受験に役に立つでしょう。(Amazonで買えます。)
8)書 名: ISO労働安全・衛生マネジメント規格
著者名: 川上剛他
発行所: 日刊工業新聞社
発行日: 1998年5月21日
定 価: 2000円+税
書評?:
ISOやOHSMSについて書かれた本。副読本としてはあまり面白いとはいえませんが、PDCAサイクルなどを知らない初心者には必要な本だと思います。受験にそれなりに役に立つことでしょう。(Amazonで買えます。)
9)書 名: リスクゼロを実現するリーダー学
著者名: 石橋明
発行所: ㈱自由国民社
発行日: 2003年8月25日
定 価: 1500円+税
書評?:
元国際線機長が書いた安全に関する本。副読本としては面白いと思います。かなり表面的なところもありますが、労働安全コンサルタント試験で要求される範囲よりも広い範囲の知識が手に入るようです。受験にいくらか役に立つでしょう。(Amazonで買えます。)
10)書 名: 事故は、なぜくりかえされるのか(ヒューマンファクターの分析)
著者名: 黒田勲監修 石橋明著
発行所: 中央労働災害防止協会
発行日: H15年4月25日
定 価: 1200円+税
書評?:
9)と同じ著者、元国際線機長が書いた安全に関する本。9)よりは面白さに欠けると思います。受験にいくらか役に立つでしょう。(Amazonで買えます。)
11)書 名: リスクアセスメント(ヒューマンエラーはなぜ起こるか、どう防ぐか)
著者名: 花井荘輔
発行所: 丸善株式会社
発行日: H12年9月20日
定 価: 2500円+税
書評?:
海外のリスクアセスメントの考え方を日本に紹介した本、受験に直接役に立つとは言えないと思います。(Amazonで買えます。)
12)書 名: 安全基礎工学入門
著者名: (社)実践教育訓練研究協会編
発行所: (株)工業調査会
発行日: 1999年3月10日
定 価: 2600円+税
書評?:
職業能力開発短期大学校および職業能力開発大学校の「安全工学」または「安全衛生工学」の教科書としてまとめられたもの、安全技術の面で受験に役に立つでしょう。(Amazonで買えます。)
13)書 名: 建設業におけるヒューマンエラー防止読本
著者名: ヒューマンエラー防止研究会
発行所: 大成出版社
発行日: 2000年6月
定 価: 2100円+税
書評?:
一般に、屋外一品生産のため、ヒューマンエラーが起き易い建設現場の特徴を念頭に置いたヒューマンエラー防止のための参考書。筆記試験には直接は役に立ちません。土木で受験する人で現場に疎い人には(あまりいないとは思いますが)、口述試験対策としてお薦めします。(Amazonで買えます。)
14)書 名: 安全管理の人間工学
著者名: 長町三生
発行所: 海文堂出版
発行日: 1995年8月25日
定 価: 1600円+税
書評?:
労働災害や事故を減らすための安全管理の方法を、ヒューマンエラーにしぼり込んで解説したもの。結構面白いとは思いましたが、直接の試験にはあまり役に立たないと思われます。(Amazonで買えます。)
15)書 名: ヒューマンエラーの分析と防止
著者名: 谷村 冨男
発行所: ㈱日科技連出版社
発行日: 1995年8月1日
定 価: 1700円+税
書評?:
ヒューマンエラーを行動科学的な見方で分析して、ヒューマンエラーを防止するための方法を提示した本。ちょっと古いですが、面白かったです。直接の試験にはあまり役に立たないと思われます。(Amazonで買えます。)
16)書 名: なくそう墜落・転落・転倒
著者名: 中野洋一
発行所: 中央労働災害防止協会
発行日: 平成16年10月22日
定 価: 1200円+税
書評?:
作業中の実践的な墜落・転落・転倒防止についてまとめられた本。非常に分かりやすい。筆記試験や口述試験でも役に立つでしょう。ただし、私は試験後に読みました。(Amazonで買えます。)
17)書 名: ミスに強くなる!―安全に役立つミスの心理学
著者名: 海保 博之
発行所: 中央労働災害防止協会
発行日: 平成17年7月22日
定 価: 900円+税
書評?:
「メタ認知力」の必要性が強調されています。しかし、竹やり精神(精神至上主義)ではありません。その他のところでは、安全に関わる知識の再確認ができます。試験に直接役立つというより、再確認のための副読本としてはお勧めできます。(Amazonで買えます。)
18)書 名: 失敗百選
著者名: 中尾 政之
発行所: 森北出版株式会社
発行日: 2005年11月2日
定 価: 3,780(税込み)
書評?:
「タイタニック号の沈没」から「地下鉄サリン事件」まで、全178事例を分析し、41の原因に分けています。これで、発生後の分析はできるでしょう。しかし、未然防止に生かすのは難しいんでしょうね。直接の試験にはあまり役に立たないと思われます。コンサルタント業務には役に立ちそうです。(Amazonで買えます。)
19)書 名: 機長が語るヒューマン・エラーの真実
著者名: 杉江 弘
発行所: ソフトバンククリエイティブ
発行日: 2005年3月16日
定 価: 735 (税込み)
書評?:
のべ100万人の命を預かってきた現役機長が、37年間に得た知識と経験をもって、実践的な「安全」対策について語る。直接の試験にはあまり役に立たないと思われます。(Amazonで買えます。)
20)書 名: リスクのモノサシ
著者名: 中谷内 一也
発行所: 日本放送出版協会
発行日: 2006年7月
定 価: 1,019 (税込み)
書評?:
社会一般のリスク(BSEや鳥インフルエンザ)にモノサシを作ろうという試みです。直接の試験にはあまり役に立たないと思われます。「世界一受けたい授業」でも取り上げられました。(Amazonで買えます。)
21)書 名: 安全とリスクのおはなし-安全の理念と技術の流れ
著者名: 中島 洋介
発行所: 日本規格協会
発行日: 2006年6月23日
定 価: 1,400円+税
書評?:
副読本としては結構お勧め。受験に役に立つでしょう。特に口述試験に向けて読まれたほうがいいと思われます。(Amazonで買えます。)
22)書 名: ヒューマンエラーを防ぐ技術
著者名: 東京電力㈱技術開発研究所 他
発行所: 日本能率協会マネジメントセンター
発行日: 2006年9月15日
定 価: 2,000円+税
書評?:
副読本としては結構お勧め。受験にも役に立つでしょう。筆記試験、口述試験ともに役に立つと思います。(Amazonで買えます。)
23)書 名: ヒューマンエラーとのつきあいかた
著者名: 笠原 秀樹
発行所: 鹿島出版会
発行日: 2007年4月20日
定 価: 1,800円+税
書評?:
副読本としては結構お勧め。受験にも少しは役に立つでしょう。(Amazonで買えます。)
24)書 名: 不祥事はなぜ繰り返されるのか―日本人のためのリスク・マネジメント
著者名: 武井 勲
発行所: 扶桑社
発行日: 2007年11月29日
定 価: 680円+税
書評?:
ちょっと違ったリスクマネジメントの本。受験にはほとんど役に立たないでしょう。(Amazonで買えます。)
25)書 名: ヒューマンエラーを防ぐ知恵
著者名: 中田亨
発行所: 化学同人
発行日: 2007年3月20日
定 価: 1,600円+税
書評?:
副読本としては結構お勧め。受験にはあまり役に立たないようです。しかし、コンサルタント業務には役に立ちそうです。(Amazonで買えます。)
26)書 名: 失敗は予測できる
著者名: 中尾政之
発行所: 光文社
発行日: 2007年8月20日
定 価: 700円+税
書評?:
副読本としては結構お勧め。受験にある程度役立ちそうです。コンサルタント業務には役に立ちそうです。(Amazonで買えます。)
27)書 名: 命を支える現場力
著者名: 異業種交流 安全研究会
発行所: 海文社
発行日: 2011年11月15日
定 価: 1,500円+税
書評?:
副読本としては相当お勧め。受験にも役に立つでしょう。筆記試験、口述試験ともに役に立つと思います。コンサルタント業務には特に役に立ちそうです。(Amazonで買えます。)
おまけ1)書 名: 多発する事故から何を学ぶか(安全神話からリスク思想へ)
著者名: 吉川弘之他多数
発行所: (財)日本学術協力財団
発行日: 2001年8月
定 価: ?
書評?:
図書館でしか読めない本、副読本としてはまあまあ面白いと思います。労働安全コンサルタント試験で必要とされる範囲よりも広い範囲の知識が手に入るようです。筆記よりも口述試験に役に立つでしょう。(図書館でしか閲覧できないと思われます。)
おまけ2)書 名: 技術士制度における総合技術監理部門の技術体系
著者名:
発行所: (社)日本技術士会
発行日: 2001年5月31日
定 価: 572円+税
書評?:
安全管理の部分はまちがいなく役に立ちます。受験に結構役に立つでしょう。コンピュータが苦手な人は購入の価値があります。(ちなみに、私は技術士の総合技術監理部門受験の時に入手していました。)現在、第2版になっています。(Amazonでは買えません。(社)日本技術士会の「書籍案内」で調べて下さい。支部でも購入できるはずです。)
ただし、購入しなくても、「2 その他」で紹介しているWebラーニングプラザを活用すれば大丈夫でしょう。
おまけ3)書 名: 建設業 安全衛生早わかり(平成18年度版)
著者名:
発行所: 建設業労働災害防止協会
発行日: 平成18年4月20日
定 価: 500円+税だったと思います。
書評?:
副読本というより、土木用の重要参考書だと思います。(管理人の勉強法にも登場)非常に重宝しました。土木で受験する人には、間違いなく役に立ちます。(珍しく断言)土木以外で受験する人にも大変役に立つでしょう。毎年、年度版が発行されます。(Amazonでは買えません。建設業労働災害防止協会で調べて下さい。地方協会で購入できます。) 2 その他
その他、役に立つものとして、Webラーニングプラザ をお勧めします。インターネットが利用できれば無料で利用できます。